キャリアアップ

災害救護

日々の訓練を積み重ね、救護活動に臨んでいます。

日本赤十字社の重要な活動として、救護活動があります。当院では毎年、年度初めに救護班5班が編成され、災害が起こった時の出動はもちろん、赤十字や地方自治体の主催で行われる救護訓練(赤十字第4ブロック災害救護訓練や高槻市災害防災訓練をはじめとして、大阪国際空港航空機事故対策訓練、大阪府防災訓練)などに毎年参加し、日々の訓練を積み重ね、救護活動に臨んでいます。東日本大震災では約5か月間にわたり、職員が救護に従事しました。
東日本大震災では、看護師としての活動内容は、救護所や避難所での医療活動、青年の家などでのこころのケア活動、そして石巻赤十字病院への応援など多岐に及びました。こころのケアでは、災害によるストレスを受けた被災者に対して、傾聴などを通じてストレスの軽減を図り、継続したケアが必要と判断した方には、地域の保健師さんなどと連携して専門の病院医に引継ぎ、当院から5名の看護師がこころのケア要員として活動しました。
看護部としては日々の病院業務も怠ることなく、突然の災害に、即対応できるパワーとしなやかさを養っていくことに努めていきます。

※救護員の登録
救護員の登録にはラダーⅢの取得が必要になりますので、『救急法基礎講習』及び『救急法救急員養成講習』を受講することが義務付けられています。また、事前に救護員としての知識や技術を高めるために、大阪府支部主催の救護員基礎研修・ステップアップ研修会を受講した後に救護班として登録され、こころのケアの研修も救護員の研修の一環となっています。

災害救護

赤十字看護教育

赤十字概論 赤十字救護員研修(全職員対象)
こころのケア研修会 災害看護論
救護員基礎研修会(大阪府支部主催) 年2回 救護員ステップアップ研修会(大阪府支部主催)

赤十字看護教育

当院では、災害発生時にいつでも対応できるよう、医療救護班を5班、編成しています。通常、救護班は医師1名、看護師3名(看護師長1名含む)、主事2名(事務、車両操作等担当)で救護班が構成され、いざという時に備えて大阪府支部と協力して訓練等の実施をしており、迅速に救護活動が行えるように日ごろから心がけています。

平成28年度において平成28年度において当院から災害救護・訓練等への派遣状況は以下の通りです。

4/19~5/16
熊本地震救護班員派遣  職員16名派遣

8/27
高槻市地域総合防災訓練  職員10名派遣

9/10
高槻市医師会災害医療救護訓練  職員9名派遣

10/29
国民保護共同訓練(大量殺傷型テロ対処実動訓練)  職員8名派遣

11/15 
大阪国空港航空機事故対策総合訓練  職員12名派遣

国内の臨時救護・研修会

市民マラソンや各種イベント等に臨時救護として、また研修会等に医師や看護師を派遣しております。

臨時救護
7/30
西阿武野夏祭り(看護師派遣)  職員1名派遣
中阿武野夏祭り(看護師派遣)  職員1名派遣

平成29年3/12
高槻市クロスカントリー大会  職員2名派遣
(救護所医師・看護師派遣)

研修会
7/2~7/4
全国赤十字救護班(日赤DMAT)研修会  職員3名派遣

11/23~11/24
日赤災害医療コーディネート研修会  職員2名派遣

平成29年
3/22
大規模災害時医療連携強化研修会  職員3名派遣

3/27
大阪府災害医療研修会  職員4名派遣