看護部BLOG

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  • 命のスープ

    こんにちは、採用担当のタピロです

    今回は緩和ケア病棟のスタッフさんからの投稿です、ありがとうございます

    皆さん、「命のスープ」ってご存知でしょうか?
    料理研究家、辰巳芳子さんが、「食」という事を、とことんつき詰めた末の究極のスープです

    緩和ケア病棟で織り成される生活援助の中で、健康人には理解しがたい「食すること」の困難さや大切さを感じる事も多いものです。
    今回、一人の患者さんを通して「命のスープ」やってみようか・・・?。誰かともなく発信したことから始めました

    料理教室に通って10年の看護師が強い味方「旬の野菜はなにかなあ?・・・」「オリーブオイルいいのがあります。」なんて手探り状態、コトコト煮立てて数時間・・・。(みんな食べてくれるかな~。食べてくれたら嬉しいな~と心込めながらそのうちキッチンから病棟内にはエンドウ豆のな~んともいえない甘~い香り

     

    いつも白衣の看護師は大阪のおばちゃんに変身し、医師はエプロン姿に三角巾でひとりひとりにすすめるスープ(おもてなしのこころを添えて・・・

    何よりも感動は患者様やご家族様の反応でした
    ある方は、一般病棟から転棟したばかりで何も口にされておられなかったのですが「美味しい~♪」とカップ1杯飲まれたり、「命のスープの事知ってます。ここで飲めるなんて。ありがとうございます。」と涙しながら飲んでくださったり・・・他にもこんな場面もありました。
    ご本人様は息を引き取られた直後だったのですが、ご家族さまにスープを勧めたところ「家内がこれ好きだったんです。」と元気な頃の奥様を思い出しながら飲んでくださいました

    たかがスープ、されどスープ。一杯のスープにいろんなドラマが見られました
    者さまや家族だけでなく、スタッフにとってもなんだか癒しの一つになっているようです