

慢性呼吸器疾患とともに生きる人々とそのご家族が、病気や在宅酸素療法などの治療と上手く付き合いながら生活ができるようサポートしています。病気があってもそれぞれの方が望む最適な生活に向けて、病気・治療の理解を助け、セルフケアの方法やストレスの対処法を一緒に考える等、その人の状況や生活に応じた包括的な支援を行っています。
ストーマ外来では、病棟と連携して、入院前から退院後まで継続したサポートを行い、患者さまにより負担の少ないケアを目指しています。手術によりストーマを造設された患者さまが日常生活を快適に過ごしていただけるように、手術後の定期的なフォローアップはもちろんのこと、皮膚トラブルの対処法やストーマ用品の紹介、日常生活の相談などに応じています。
糖尿病の合併症として足の病気を予防するために、医師の指示のもと適切なケアをするために、血流検査や神経学的な検査も適宜行い、評価を行ったうえでケアを実践していきます。爪切りや白癬のケアや胼胝の処理などの直接的なケアはもちろん、爪切り、角質層ケアの指導や靴の選び方も指導しています。フットケアをしながら患者さまと交わす会話の中から、患者さまの糖尿病に対する考え方や、日ごろの療養態度など診察室では語られない情報を得ることでき、ケアをしながら、患者さまの誤った知識や行動を指導していきます。
妊娠・出産・産後を通して、助産師がサポートする外来です。妊婦さんに対して、助産師によるきめ細やかな保健指導を完全予約制で行っています。異常時や妊娠30週・36週の医師による診察以外は、助産師が行い、安全・安楽な出産ができるようサポートをしています。また、「すこやか親子健診」「母乳外来」を行い、お母さんと赤ちゃんの状況にあわせて、育児を含めた産後のサポートをしています。
同種造血細胞移植を受けた患者さんは、移植後長期にわたり感染症や合併症を予防するためのセルフケアを必要とします。社会復帰を目指す患者さんにとって最適なケアの方法を共に考え、移植の恩恵を長く享受し続けられるように、日々の健康管理から就労支援、移植後合併症に伴う身体的苦痛や心理的苦悩などに対する専門的支援を行っています。